赤い雨の降る街

ニ一五

個性と自由を謳い、差別を排除した前日本国。 移民が労働し我が物顔で生活する中、肝心の国民は、精神疾患や身体障害の増加、コミュニティ能力や免疫力の低下等、心身共に冒され疲弊しきっていた。 少子化も重なって、純血の日本人の減少と経済力の低下を憂えていた【右派】が政権を握ると共に、国の再建を開始。 某大国との協定により日本国は一部地域をドームで囲い、孤立。 移民の受入を拒否、観光の規制。 血統と健康の度合いにより第一~第九都市へと市民を割り振り、普遍改革と名を打って産児制限を行う。 孤立状態か、はたまた改革が功を奏したのか、日本国のAI技術は世界中で異色な形態として群を抜いて発達した。 他国は労働ロボットに尽力を上げる中、日本国のロボット達は人間の心身のケア用として進化した。 それがレセプタクルシリーズと呼ばれるものであり、日本の輸出品の9割以上を占めている。 *人に近い機械の製作は他国も興味を持っていたが、人権や宗教、論理感、人間に及ぼす利害や、AIの安定した精神回路製作、諸々の実験や観察の為に某大国は日本と協定を結び、独占製作と輸出を許可している背景がある。

ジャンル - 一般向けコミック
社会・思想・政治・宗教 SF ヒューマンドラマ

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